⏱ 先に結論

  • 🚨 意識が戻らない・呼吸がおかしい・けいれんが続いているときは、その場で119番です
  • 意識が戻ったら、横にしたまま、そばで様子を見てください
    • 多くは、横になれば数分で完全に戻ります
  • 🚨 この3つのどれかがあれば、様子を見ずに受診してください
    • 運動している最中に倒れた
    • 前触れがまったくなく倒れた
    • 横になっている・座っているときに意識を失った
  • 🚨 家族に、若くして突然亡くなった人がいる場合も、必ず伝えてください
  • 🚨 原因がはっきりするまで、運転はしないでください
    • 運転中の失神は、自分と他人の命に関わります
  • 倒れたところを、可能なら動画で撮ってください
    • 診断が大きく変わります
  • こんな方に向けた記事です
    • 自分や家族が意識を失って倒れた方
    • 繰り返し倒れている方
    • 「よくあることだから」と言われたが、確認しておきたい方
  • この記事を読むと分かること
    • 🚨 危険な失神の見分け方
    • 倒れた人を見たときにやること
    • 受診までに準備しておくこと

すぐ受診・救急が必要なサイン

  • その場で119番するとき
    • 意識が戻らない
    • 呼吸がない・呼吸がおかしい
    • けいれんが止まらない
  • 運動している最中に倒れた
    • → 心臓の病気の可能性があります
    • 最も注意が必要なパターンです
    • 学会のガイドラインは「運動中あるいは仰臥位の失神」を、心臓が原因であることを示唆する所見に挙げています
  • 前触れがまったくなく、突然倒れた
    • 「気持ち悪い」「目の前が暗くなる」などの前触れがない
  • 横になっている・座っているときに意識を失った
    • → 立ちくらみでは説明がつきません
    • 学会が挙げているのは「仰臥位の失神」 ── 横になっているときに起きたもの
  • 胸の痛み・動悸を伴った
  • 家族に、若くして突然亡くなった人がいる
    • 「急死あるいはイオンチャンネル病の家族歴」として挙げられています
  • 倒れて頭を打った・けがをした
  • 戻るのに時間がかかった/その後もぼんやりしていた
    • → てんかん発作の可能性があります
  • 何度も繰り返している

倒れた人を見たときにやること

  • ① 安全な場所で、横にする
    • 足を少し高くする
      • 血液を頭に戻すためです
    • ❌ 無理に立たせない・座らせない
      • 座らせると、戻りが悪くなります
  • ② 呼吸をしているか確認する
    • 呼吸がない・呼吸がおかしいとき
      • すぐ119番
      • 心臓マッサージを始めてください
  • ③ 意識が戻るまで、そばにいる
    • 戻ったあとも、すぐ立たせない
      • 再び倒れることがあります
  • ④ 締めつけているものをゆるめる
  • ⑤ 可能なら、動画を撮る
    • 手足の動き・目の向き・顔色・どれくらいで戻ったか
    • これが診断を大きく助けます
      • 本人は覚えていないためです
  • ❌ やってはいけないこと
    • ❌ 口に物を入れない
      • 歯が折れる・のどに詰まるなど、かえって危険です
      • 昔は行われていましたが、現在はしません
    • ❌ 押さえつけない

受診のときに伝えること

  • 💡 メモしておくと役立ちます
  • 何をしているときに倒れたか
    • 立っていた/運動中/トイレ/採血中/朝礼 など
  • 前触れがあったか
    • 気持ち悪い/目の前が暗い/汗/動悸/なかった
  • どれくらいで戻ったか(数秒/数分/もっと長い)
  • 戻ったあと、すぐ受け答えができたか
  • 手足のけいれん・失禁・舌をかんだか
  • 飲んでいる薬
  • 家族の病歴(突然死・不整脈・てんかん)
  • 動画があれば、それが一番の情報になります

診断がつくまで、控えたほうがいいこと

  • 運転
    • 運転中に意識を失うと、自分と他人の命に関わります
    • 原因がはっきりし、医師の許可が出るまでは控えてください
  • 一人での入浴
    • 浴槽で意識を失うと、溺れます
  • 水泳・高いところでの作業・機械の操作
  • 自転車・オートバイ

よくある原因

  • 立ちくらみによるもの(起立性のもの)
    • 長く立っていた・急に立った・暑い場所・脱水
  • 強い刺激によるもの(血管迷走神経反射)
    • 採血・注射・痛み・排尿・排便・強い緊張
    • ⚠️ この形に見えても、別の原因が隠れていることがあります
  • 貧血・鉄不足
  • 脱水
  • 薬の影響(血圧の薬・前立腺の薬・利尿薬など)
  • 心臓の病気(不整脈・弁の病気など)
    • これが、危険な原因です
  • てんかん発作
    • 失神とは別のものです

失神とてんかん発作の違い

  • 失神
    • 短時間で、完全に戻る(数十秒〜数分)
    • 戻ったあと、すぐに受け答えができる
  • てんかん発作
    • 戻ったあと、しばらくもうろうとしている時間がある
    • 手足のけいれん・舌をかむ・失禁を伴うことがある
  • ⚠️ ただし、見た目では区別が難しいことがよくあります
    • 失神でも手足がピクつくことがあります
    • = だから動画が役に立ちます

迷ったときの一言

  • 「運動中」「前触れなし」「横になっているとき」の3つは、必ず受診してください
  • 原因が分かるまで、運転はしないでください
  • 倒れたところを動画で撮れていたら、それを診察に持っていってください

次に読むもの

最終確認 2026年8月30日 | この記事は一般的な情報です(ご利用にあたって)