⏱ 先に結論
- 🚨 顔・腕・言葉のどれかが「突然」おかしくなったら、119番です
- 顔の片方がゆがむ/片方の腕に力が入らない/ろれつが回らない・言葉が出ない
- 🚨 時刻を覚えてください ── 症状が出た時刻・見つけた時刻・最後に普段どおりだった時刻
- 時刻が分かるかどうかで、使える治療が変わります
- 🚫 自分や家族の運転で向かわないでください
- 🚨 症状が短時間で消えた場合も、その日のうちに受診してください
- 消えた直後の2日間が、いちばん脳梗塞を起こしやすい時期です
- 迷ったときは119番で構いません
- こんな方に向けた記事です
- 家族の顔つきや話し方が、急におかしくなった方
- 症状が出たけれど、少しして治まった方
- 家族に脳卒中の人がいて、何に気をつければよいか知りたい方
- この記事を読むと分かること
- 119番するサイン
- 病院に伝えるべき3つの時刻
- 症状が消えたときの扱い
- 起こる前にできること
119番するサイン
- 💡 日本脳卒中学会・日本脳卒中協会は「ACT FAST」という合い言葉で伝えています
- Face(顔)= 顔の片方がゆがむ
- Arm(腕)= 片方の腕に力が入らない
- Speech(言葉)= ろれつが回らない・言葉が出ない・相手の言うことが分からない
- Time(時刻)= 症状が出た時刻を確認して、すぐ救急車を呼ぶ
- 🚨 このほかに、次の症状も脳卒中で起こります
- 片方の手足・顔半分のマヒ、しびれ(顔だけ・手だけ・足だけのこともあります)
- 力はあるのに、立てない・歩けない・フラフラする
- 片方の目が見えない・物が二つに見える・視野の半分が欠ける
- 経験したことのない激しい頭痛
- 共通しているのは「突然」です
- 数日かけてじわじわ悪くなったものは、この記事の対象ではありません
- ほかの症状で救急車を呼ぶかどうかは、こちらにまとめています
病院に伝える3つの時刻
- 🚨 次の3つを、分かる範囲で伝えてください
- ① 症状が出た時刻(本人が気づいた時刻)
- ② 見つけた時刻(周りの人が気づいた時刻)
- ③ 最後に、普段どおりだった時刻
- 💡 朝起きたら症状があった場合は、③が手がかりになります
- 「昨夜22時に寝るまでは普通だった」も、立派な情報です
- 時計を見ていなくても構いません
- 「テレビの番組が始まったころ」「夕食の途中」でも伝わります
時刻が要る理由
- 脳の血管が詰まったとき、治療は時間で選び分けられます
- 時刻が分からないと、選べる治療が減ります
- 💡 早く病院に着くほど、残る症状が軽くなる可能性があります
救急車を待つ間にすること
- 🚫 飲み物・食べ物・薬を口に入れないでください
- 飲み込みがうまくいかず、気管に入ることがあります
- 横になれる場所で、楽な姿勢にしてください
- そばで様子を見ていてください
- 💡 用意しておくと役に立つもの
- お薬手帳・保険証・かかりつけの医療機関名
- 血をサラサラにする薬を飲んでいるなら、必ず伝えてください
症状が消えても受診する
- 短時間で消える発作があります ── 一過性脳虚血発作(TIA)
- 通常は24時間以内に、多くは数分から数十分で消えます
- 🚨 消えた後90日以内に15〜20%の方が脳梗塞を起こし、その半数は2日以内に起こります
- 🚫 「治ったから」と様子を見ないでください
- 消えた直後が、いちばん危ない時期です
脳卒中は3種類あります
- 脳梗塞(血管が詰まる)── 脳卒中のおよそ3分の2
- 脳出血(血管が破れる)
- くも膜下出血(血管のこぶが破れる)
- 症状だけでは、この3つを区別できません
- 病院でCTを撮るまで、治療の方針が決まりません
- ∴ 見分けようとせず、運ぶことが優先されます
起こる前にできること
- 放置すると脳卒中が起こりやすくなるものが6つあります
- 高血圧・糖尿病・脂質異常症・喫煙・多量飲酒・心房細動
- 心房細動は、心臓にできた血の塊が脳の血管に飛んで起こります
- 気づき方=どきどきする・胸が苦しい・階段や坂がきつい・息が切れやすい・疲れやすい
- ⚠️ 自覚のないことがあります
- 健診で「脈の乱れ」を指摘されたら、そのままにしないでください
- 💡 血圧は自宅で測ってください ── 朝と夜の2回、座って落ち着いてから
- 💡 体重は BMI 18.5〜30 の間に置いてください(BMI = 体重kg ÷ 身長m ÷ 身長m)
次に読むもの
- ほかの症状で救急車を呼ぶかどうか → 救急車を呼ぶかどうか
- 意識を失って倒れた → 意識を失って倒れたとき(失神)
最終確認 2026年8月29日 | この記事は一般的な情報です(ご利用にあたって)